イソフラボンのエストロゲン様作用がストレスを軽減する
イソフラボンには女性のストレスを軽減する力がある
イソフラボンは、大豆などに含まれており、女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをしてくれる成分です。この働きは、「エストロゲン様作用」ともいい、ストレスの軽減にも役立ちます。
更年期の女性は、卵巣の機能低下に伴ってエストロゲンが大きく減少し、イライラしやすくなったりストレスが溜まりやすくなったりします。
イソフラボンは、そんな更年期の女性の強い味方ともいえる成分です。
エストロゲンの減少がストレスに繋がる理由
エストロゲンが減少すると自律神経が乱れる
エストロゲンの分泌は、脳の視床下部によってコントロールされています。この視床下部は、自律神経もコントロールしています。
そのため、卵巣の機能低下により、エストロゲンが指令通りに分泌されなくなってホルモンバランスが乱れると、視床下部が混乱して自律神経まで乱れるのです。
自律神経が乱れるとイライラしやすくなる
自律神経には、活動したり緊張したりするときに働く「交感神経」と、リラックスしているときに働く「副交感神経」があります。この2つの働きのバランスが乱れると、イライラといった症状が現れやすくなります。
エストロゲンの減少の影響で自律神経が乱れ、交感神経が敏感になってしまった場合は、必要以上にイライラを感じやすくなってしまうのです。そして、このイライラがストレスにも繋がってしまうのです。
イソフラボンのエストロゲン様作用が自律神経の乱れを防ぐ
イソフラボンを摂取して、エストロゲンと似た働きを補うことができれば、ホルモンバランスの乱れを防ぐことができます。その結果、自律神経の乱れを防ぎ、イライラやストレスが溜まりにくくなるのです。
更年期のストレスを軽減するためには、イソフラボンが含まれている大豆食品やサプリメントなどを意識的に取り入れると良いでしょう。
イソフラボンをサプリで摂るならエクオールがおすすめ
エストロゲン様作用を目的として、イソフラボンをサプリメントで摂るなら「エクオール」がおすすめです。
エクオールは、アグリコン型イソフラボンの一種であるダイゼインが、腸内細菌(エクオール産生菌)によって変換されたものです。
ダイゼインは、エクオールに変換されることで、エストロゲン様作用が強くなるのです。しかし、エクオール産生菌は、全ての人の体内に存在しているわけではありません。
ダイゼインのままでも、エストロゲン様作用に期待することができますが、エストロゲンの分泌が減少する更年期の女性には、エストロゲン様作用が高いエクオールがおすすめです。
また、確実にエクオールを得るなら、サプリメントから補うことが望ましいです。