イソフラボンの働きが関節痛を予防・改善する
イソフラボンには関節痛の予防・改善に嬉しい働きがある
女性の関節痛の原因の一つとして、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が考えられます。
エストロゲンの減少が原因で起こる関節痛を予防・改善するためには、大豆などに含まれているイソフラボンを摂取することをおすすめします。
このイソフラボンには、エストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)があります。摂取したイソフラボンによって、この働きが発揮されれば、関節痛の予防や症状の軽減が叶うのです。
女性ホルモンのエストロゲンと似た働きが関節痛を防ぐ
エストロゲンの減少で関節痛が起こるメカニズム
女性ホルモンのエストロゲンは、関節の痛みを防ぐために必要な様々な役割を担っています。その一つが、軟骨の成分でもあるコラーゲンの生成です。
ですから、加齢に伴ってエストロゲンを分泌する卵巣の機能が衰えると、コラーゲンが作られにくくなり、関節の軟骨が不足します。その結果、痛みが引き起こされてしまうのです。
また、エストロゲンが不足してしまうと、血流を調節している自律神経が悪影響を受け、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、筋肉が冷えてこわばってしまい、関節に大きな負担がかかって痛みます。さらに、血流悪化によって、骨や筋肉に疲労物質が蓄積してしまうと、関節痛が起こりやすくなってしまうのです。
イソフラボンの摂取でエストロゲンと似た働きを補える
イソフラボンを摂取して、エストロゲンと似た働きを得ることができれば、軟骨の成分であるコラーゲンの生成を促すことができます。その結果、関節の軟骨不足による関節痛を防ぐことができるのです。
また、エストロゲンと似た働きを補うことができれば、自律神経の乱れを防ぎ、良い血流を維持できます。良い血流が保たれれば、筋肉の冷えや疲労物質の蓄積を防ぐことができ、関節痛が起こりにくくなるのです。
イソフラボンをサプリで摂るならエクオールがおすすめ
エストロゲン様作用を目的として、イソフラボンをサプリメントで摂るなら「エクオール」がおすすめです。
エクオールは、アグリコン型イソフラボンの一種であるダイゼインが、腸内細菌(エクオール産生菌)によって変換されたものです。
ダイゼインは、エクオールに変換されることで、エストロゲン様作用が強くなるのです。しかし、エクオール産生菌は、全ての人の体内に存在しているわけではありません。
ダイゼインのままでも、エストロゲン様作用に期待することができますが、エストロゲンの分泌が減少する更年期の女性には、エストロゲン様作用が高いエクオールがおすすめです。
また、確実にエクオールを得るなら、サプリメントから補うことが望ましいです。