イソフラボンの飲み合わせについて(レッドクローバー)
イソフラボンとレッドクローバーを摂るなら一緒に配合されているサプリを選ぼう
大豆などに含まれているイソフラボンと、ハーブの一種であるレッドクローバーのサプリを摂取するなら、これらの成分が一緒に配合されているサプリを選ぶことをおすすめします。
イソフラボンとレッドクローバーのサプリを飲み合わせてしまうと、ホルモンバランスの乱れに繋がる可能性があります。
また、レッドクローバーにもイソフラボンが含まれているため、イソフラボンのサプリと一緒に摂るとイソフラボンの過剰摂取となってしまう場合があるのです。
そのため、イソフラボンとレッドクローバーを摂るなら、これらの成分量が調節された上で一緒に配合されているサプリを選ぶことが望ましいです。しかし、妊娠中や授乳中、婦人科系疾患の薬を服用している方は、これらの成分を安易に摂取することは控えましょう。
なぜイソフラボンはレッドクローバーのサプリと飲み合わせない方が良いのか
ホルモンバランスの乱れを防ぐため
イソフラボンとレッドクローバーのサプリを飲み合わせてしまうと、女性ホルモンのエストロゲンが過剰な状態になり、ホルモンバランスが崩れて生理不順などに繋がる可能性があります。
イソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)があります。レッドクローバーにもイソフラボンが含まれているため、これらの成分が含まれたサプリを飲み合わせると、エストロゲン様作用を多く得てしまいます。
生理が規則正しく起こるためには、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンがバランス良く交互に働くことが大切です。
しかし、イソフラボンとレッドクローバーのサプリを飲み合わせて、エストロゲンが常に過剰な状態になると、プロゲステロンとのバランスが崩れやすくなってしまうのです。
ホルモンバランスが崩れてしまうと、生理不順や生理痛が起こりやすくなります。
イソフラボンの摂り過ぎを避けるため
イソフラボンを含むレッドクローバーのサプリを、イソフラボンのサプリと一緒に飲んでしまうと、イソフラボンの過剰摂取となってしまう場合があります。
イソフラボンをサプリや特定保健用食品から摂取する場合、1日30mgまでと定められています。イソフラボンサプリを、毎日30mg以上超えて摂取し続けてしまうと、ホルモンバランスの乱れや子宮内膜増殖症(※1)などに繋がる可能性があるのです。
イソフラボンとレッドクローバーが一緒に配合されているサプリなら、予めイソフラボンの1日の摂取量が30mg以内になるように調節されています。
更年期症状(※2)の抑制のためにイソフラボンとレッドクローバーを摂取するなら、このようなサプリを選んで過剰摂取を避けましょう。
(※1)子宮の中を覆っている膜が増殖してしまう病気です。
(※2)更年期(閉経をはさむ45歳~55歳頃)に入り、エストロゲンの分泌量が減少することが原因で起きる頭痛やイライラなどの不快な症状を指します。
レッドクローバーに含まれるイソフラボンの特徴について詳しくはこちら
レッドクローバーを含むイソフラボンサプリを摂る際の注意点
妊娠中や授乳中など女性ホルモンのバランスが崩れやすい方は、レッドクローバーを含むイソフラボンのサプリを摂取することは控えましょう。
また、ホルモン剤など婦人科系疾患の薬を服用中の方は、レッドクローバーやイソフラボンを含むサプリを摂取する際には、必ず主治医に相談して指示に従いましょう。