イソフラボンの分類について(発酵大豆胚芽抽出物)

発酵大豆胚芽抽出物とは

イソフラボンは、体内で女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをしてくれる成分で、大豆の胚芽部分に多く含まれています。
大豆からイソフラボンを抽出するには、大豆の胚芽部分から抽出する方法、発酵した丸大豆から抽出する方法、そして、発酵した大豆の胚芽部分から抽出する方法があります。

そのうち、発酵した大豆の胚芽部分から抽出したものは「発酵大豆胚芽抽出物」として分類されます。

発酵大豆胚芽抽出物のイソフラボンの特徴

アグリコン型イソフラボン

発酵した大豆の胚芽部分から抽出されるイソフラボンは、「アグリコン型」と呼ばれるものです。

納豆や豆腐など一般的な大豆に含まれているイソフラボンは、周りに糖が結合している「グリコシド型」と呼ばれるもので、吸収性は低いです。
摂取したグリコシド型のイソフラボンは、腸内で腸内細菌の働きによって分解されると、糖が外れて吸収されやすくなります。この糖が取り除かれた状態のイソフラボンを「アグリコン型」といいます。

大豆に含まれているイソフラボンは、発酵過程でグリコシド型からアグリコン型へと変換されます。ですから、アグリコン型イソフラボンは、味噌や醤油に含まれています。
(発酵食品ですが、納豆菌は糖を完全には分解できないため、納豆に含まれるイソフラボンはグリコシド型)

ダイゼイン

アグリコン型には、「ダイゼイン」「ゲニステイン」「グリシテイン」の3つの種類があります。そのうち、発酵大豆胚芽抽出物のイソフラボンは、ダイゼインが多く含まれています。

ダイゼインとゲニステイン、グリシテインは、エストロゲン様作用の強さに違いがあります。
3つの中で一番エストロゲン様作用が強いのは、ゲニステインです。ゲニステインは、発酵丸大豆抽出物のイソフラボンに多く含まれています。
ゲニステインのエストロゲン様作用は強い分、体に与える影響も強いため、人によっては副作用などが現れる恐れがあります。

また、グリシテインはエストロゲン様作用がほとんどありません。ダイゼインは、エストロゲン様作用が低いといわれていますが、作用が穏やかですので体にも優しいです。
ですから、エストロゲン様作用が目的でイソフラボンを摂取するなら、ダイゼインが多く含まれている発酵大豆胚芽抽出物のイソフラボンがおすすめです。

発酵大豆胚芽抽出物のイソフラボンの抗酸化力について

発酵大豆胚芽抽出物のイソフラボンは、大豆胚芽抽出物や発酵丸大豆抽出物のものと比べると、活性酸素(※1)を除去する抗酸化力が高いです。

(※1)活性酸素は、酸素を吸うことで自然と体内で発生し、細菌などを退治する役割を果たします。しかし、酸化力が強いため、ストレスなどの影響で増加すると、問題がない細胞まで酸化させてしまいます。

活性酸素によって肌のコラーゲンが傷つけられると、シワの原因にも繋がります。また、血液中の悪玉コレステロールが酸化させられると、動脈硬化にも繋がる恐れがあります。
美肌や健康維持のためにイソフラボンを摂取するなら、抗酸化力が高い発酵大豆胚芽抽出物のものを選びましょう。