美白へと導くイソフラボンの働き

イソフラボンがもつエストロゲン様作用と抗酸化作用が美白へと導く

イソフラボンは、ポリフェノールの一種で主に大豆に含まれている成分です。このイソフラボンがもつ「エストロゲン様作用(※1)」と、細胞を酸化させる活性酸素を除去する「抗酸化作用」は、実は美白にも役立つのです。

(※1)女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似た働きのことをいいます。エストロゲンは、美肌づくりをサポートしてくれたり、イライラといった更年期障害の不快な症状を抑えてくれたりする頼もしいホルモンです。

イソフラボンがもつエストロゲン様作用が肌のターンオーバーを促す

イソフラボンのエストロゲン様作用は、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」を促してくれます。

ターンオーバーは、一般的には約28日周期で起こります。しかし、この周期は年齢とともに長くなっていく傾向があるのです。
ターンオーバーの周期が長くなり、肌細胞が新しく生まれ変わるまでに時間がかかると、シミの原因になるメラニン色素がうまく排出できなくなります。
また、本来剥がれ落ちるはずの角化細胞(※2)が残ってしまいます。その結果、肌の透明感が失われてしまうのです。

(※2)角化細胞とは、皮膚の一番外側にある表皮を構成する上皮細胞です。

アグリコン型イソフラボンのエストロゲン様作用によって、ターンオーバーが促されれば、不要なメラニン色素や角化細胞がスムーズに排出されるようになり、肌の透明感が保たれます。

ゲニステインがメラニン生成に関わる酵素を抑制する

アグリコン型イソフラボンの一種である「ゲニステイン」には、美白作用があります。

イソフラボンの一種ゲニステインについて詳しくはこちら

シミの原因になるメラニンの生成を促進する酵素の一つが、「DCT」です。イソフラボンの化粧品などを販売しているメーカーが行った研究により、大豆イソフラボンに含まれているゲニステインには、このDCTを抑制する効果があることが明らかにされたのです。

美白を目的としたスキンケア化粧品は、メラニンを生成する酵素である「チロシナーゼ」を抑制するものが多く存在します。これらに加えて、DCTを抑制する素材が配合されることで、より高い効果に期待できると考えられています。

イソフラボンの抗酸化作用が美白へと導くメカニズム

抗酸化作用でシミの原因に繋がる活性酸素を除去する

紫外線などの影響を受けて活性酸素が増加すると、シミの原因に繋がります。

メラニン色素には、活性酸素から受けるダメージを肌細胞の代わりに受けて、肌細胞を守る役割があります。ですから、紫外線によって活性酸素が増えると、その分メラニン色素が多く生成され、シミができやすくなってしまうのです。

また、活性酸素によって皮膚の脂質が酸化されると、「過酸化脂質」になります。過酸化脂質となった部分にメラニン色素が集まると、ターンオーバーがうまく機能しなくなり、シミができやすくなります。

アグリコン型イソフラボンの抗酸化作用によって、このような活性酸素による影響が抑えられれば、シミを防ぎ理想的な美白へと近づくことができるのです。

強い抗酸化作用をもつのは大豆の胚芽由来のアグリコン型イソフラボン

イソフラボンには、グリコシド型やアグリコン型などの種類があり、抽出方法によっても分類されます。その中でも、特に強い抗酸化作用をもつのが、大豆胚芽を麹菌で発酵させたアグリコン型イソフラボンです。
このアグリコン型イソフラボンがもつ抗酸化作用は、通常のアグリコン型イソフラボンの約1000倍ともいわれています。