イソフラボンの副作用について(不正出血)

イソフラボンを過剰摂取すると不正出血が起こる恐れがある

イソフラボンを過剰に摂取してしまうと、ホルモンバランスが乱れ、不正出血(※1)に繋がってしまう恐れがあります。

(※1)不正出血とは、月経ではないときに子宮から出血することをいいます。

不正出血を防いで女性の体調を整えるためには、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンがバランス良く働くことが大切です。
しかし、エストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)をもつイソフラボンを多く摂取してしまうと、エストロゲンの働きが過剰になり、プロゲステロンとのバランスが乱れてしまいます。その結果、不正出血に繋がってしまうのです。

また、イソフラボンの過剰摂取は、不正出血を起こす子宮内膜増殖症のリスクも高めます。
ですから、イソフラボンを摂取するときは、過剰摂取にならないように摂り方に注意する必要があります。

イソフラボンの過剰摂取で不正出血が起こるメカニズム

ホルモンバランスの乱れ

エストロゲン様作用があるイソフラボンを摂り過ぎると、ホルモンバランスの乱れが起こる恐れがあります。このホルモンバランスの乱れが、不正出血に繋がってしまうのです。

女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、バランス良く分泌されることが大切ですが、どちらかが多すぎたり少なすぎたりすると、そのバランスは乱れてしまうのです。
イソフラボンの過剰摂取によってエストロゲン様作用が増え過ぎると、ホルモンバランスが乱れて、子宮内膜(子宮の内側にある薄い膜)が刺激されます。その結果、この子宮内膜が剥がれてしまうと、不正出血を引き起こしてしまうのです。

子宮内膜増殖症のリスクが高まる

エストロゲン様作用があるイソフラボンを摂り過ぎると、不正出血を起こす子宮内膜増殖症のリスクが高まります。

この子宮内膜増殖症は、子宮内膜の増殖が過剰に起こったものです。
子宮内膜は、エストロゲンの働きによって排卵が起こる前まで増殖します。そして、排卵が起こると、プロゲステロンが分泌されます。このプロゲステロンが、子宮内膜の肥大を中止させるのです。
しかし、エストロゲンが多すぎてプロゲステロンとのバランスが乱れてしまうと、子宮内膜が異常に厚みを増してしまい、子宮内膜増殖症に繋がってしまう恐れがあります。

ですので、エストロゲン様作用があるイソフラボンを、必要以上に摂取してしまうのは危険です。大豆イソフラボンを一日約150mg摂取することで、子宮内膜増殖症のリスクが高くなるともいわれています。

イソフラボンはなるべく大豆食品から摂取しよう

イソフラボンを安全に摂取するなら、サプリメントではなく、なるべく大豆食品から摂取することをおすすめします。

大豆イソフラボンの摂取目安量(一日)は、約70~75mgです。そのうち、特定保健用食品(サプリなど)から上乗せして摂取する場合は約30mgまでと定められているため、この量を超えないように注意が必要です。
しかし、食品から摂取する場合は、上限は定められていないので安心して摂ることができます。ですから、イソフラボンを摂取するなら、普段の食事に大豆食品を取り入れることが望ましいです。

また、更年期以降など、体内で分泌されるエストロゲンが減少している場合は、サプリメントからイソフラボンを適度に摂取しても良いです。その場合は、必ず決められた量を守って、過剰摂取にならないように注意しましょう。