イソフラボンを含む食品について(醤油)

醤油にはイソフラボンは少ししか含まれていない

醤油(100g)あたりに含まれているイソフラボンの量は、平均で0.9mgです。1かけ(5.85g)では、わずか0.08mgしかありません。

醤油の原料は、基本的に大豆と小麦が半々の割合で使われています。そのため、納豆など大豆を多く使っている他の食品と比べると、一度に摂取できるイソフラボンの量は少ないのです。

しかし、醤油に含まれているイソフラボンには、体に嬉しい特徴があります。また、醤油を使うことで、抗酸化作用がある「フラノン」を一緒に摂取することができます。
しかし、醤油は塩分が多いため、使い過ぎないように注意することが大切です。

醤油に含まれているイソフラボンの特徴

醤油に含まれているイソフラボンは、「アグリコン型」と呼ばれるもので、吸収率が良い点が特徴です。

豆腐など一般的な大豆食品に含まれているイソフラボンは、糖が結合しているため吸収されるのに時間がかかります。このようなイソフラボンは、「グリコシド型」と呼ばれています。
一方、アグリコン型イソフラボンは既に糖が外れているため、体内で効率よく吸収されるのです。その吸収率は、グリコシド型のなんと3倍ともいわれています。

醤油に含まれているイソフラボンの量は少ないですが、醤油を使うことで吸収性に優れたアグリコン型を摂取することができるのです。

アグリコン型イソフラボンについて詳しくはこちら

グリコシド型イソフラボンについて詳しくはこちら

醤油を使うことでイソフラボンと一緒にフラノンを摂取できる

醤油を使うことで、抗酸化作用(※1)があるフラノンをイソフラボンと一緒に摂取することができます。

(※1)細胞を酸化させる活性酸素を除去する働き

イソフラボンにも抗酸化作用があるため、フラノンと一緒に摂ることで体内の抗酸化力のアップに期待できます。体内の抗酸化力を高めることは、免疫力の向上や肌老化の抑制にも繋がります。

フラノンは、ガンの予防効果にも期待できるといわれています。アメリカのウイスコンシン大学が行った研究では、フラノンが胃がんの発生率を3分の1に抑えたと発表されています。
醤油に含まれているイソフラボンの量は少ないですが、醤油を使うことでこのような健康維持に役立つフラノンを得ることができるのです。

醤油の摂取量に注意しよう

醤油小さじ1杯あたりの塩分量は、1gです。1日の塩分の摂取量は5g未満と推奨されているため、1日に醤油を小さじ5杯以上とってしまうと過剰摂取になってしまうため、注意しましょう。
濃口醤油の場合は、大さじ3杯で塩分摂取量の上限になるため、使い過ぎないようにしましょう。

塩分を摂り過ぎてしまうと、血管の抵抗が高くなって高血圧に繋がる可能性があります。また、塩分の過剰摂取は腎臓にも大きな負担をかけます。

ですから、イソフラボンを摂取するために食事に醤油を取り入れるなら、他の大豆食品も合わせて食べて、醤油の使用は少量に抑えることが望ましいです。