イソフラボンの副作用について(ホルモンバランスの乱れ)

イソフラボンの過剰摂取はホルモンバランスを乱す恐れがある

イソフラボンを過剰摂取してしまうと、ホルモンバランスが乱れる恐れがあります。

イソフラボンは、主に大豆などに含まれている成分で、体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれます。この働きを、「エストロゲン様作用」といいます。

女性は更年期に入ると、エストロゲンを分泌する卵巣の機能が低下します。それに伴ってエストロゲンの量が減少してしまうと、ホルモンバランスが乱れて頭痛やイライラなどの不快な症状が起こります。
エストロゲン様作用があるイソフラボンは、このような辛い更年期の症状の抑制に役立ちます。

しかし、過剰摂取すると2種類ある女性ホルモンのバランスが乱れ、様々な不調を引き起こす恐れがあります。
イソフラボンは摂取目安量を守って、長く続けて摂取することが大切です。

エストロゲンが多すぎてもホルモンバランスが乱れてしまう

イソフラボンを過剰に摂取することで、エストロゲン様作用が強く働き、もう一つの女性ホルモンとのバランスが乱れる可能性があります。

女性ホルモンは、エストロゲンの他に「プロゲステロン」が存在します。
エストロゲンは、「美のホルモン」とも呼ばれ、肌や髪の新陳代謝(※1)を促したり、女性らしい体をつくったりする働きがあります。
(※1)新陳代謝とは、古い細胞が新しい細胞に入れ替わることをいいます。

一方、プロゲステロンは「母のホルモン」とも呼ばれ、妊娠を維持するために栄養素や水分などを溜めこむ働きがあります。

女性の体を整えるためには、この2つのホルモンがバランス良く働くことが大切です。
ですから、イソフラボンを過剰摂取してしまうと、エストロゲンと似た働きを多く得てしまい、ホルモンバランスの乱れに繋がってしまうのです。
また、バランスが乱れて、エストロゲンが優位の状態が続くと、乳がんになるリスクを高める恐れもあります。

イソフラボンは過剰摂取しないように注意しよう

女性ホルモンの正常なバランスを保つためにも、イソフラボンを摂取する際は、過剰摂取にならないように注意することが大切です。

大豆イソフラボンの一日の摂取目安量の上限は、約70~75mg(一日)です。そのうち、特定保健用食品(サプリなど)から上乗せして摂取していい量の上限が、30mgです。
ですから、サプリメントなどから大豆イソフラボンを摂取する場合は、この量を超えないように注意しましょう。

イソフラボンを大豆食品から摂取する場合の上限値は、定められていません。ですから、食事からのイソフラボンの摂取量を気にする必要はありません。