イソフラボンがもつ働きは皮脂の抑制に役立つ

イソフラボンがもつエストロゲン様作用が皮脂の分泌を抑える

大豆などに含まれているイソフラボンは、体内で吸収されると女性ホルモン(エストロゲン)と似た役割を果たしてくれます。この働きは、「エストロゲン様作用」とも呼ばれています。

そして、このエストロゲン様作用は、更年期障害や自律神経失調症の症状の抑制だけでなく、皮脂の分泌の抑制にも役立つのです。

女性ホルモンのプロゲステロンは皮脂の分泌を増加させる

女性ホルモンの一つであるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、男性ホルモンと似た働きがあり、皮膚にある「皮脂腺」に作用して皮脂の分泌を促進します。

生理前にニキビといった肌荒れが起きやすくなる原因は、排卵を抑制するためにプロゲステロンが多く分泌されるためです。
また、ストレスが増えてホルモンバランスが崩れると、プロゲステロンの活動が優位になるため、ニキビができやすくなります。

エストロゲン様作用によって皮脂が抑制されるメカニズム

エストロゲンには、皮脂の分泌を促す男性ホルモンを抑制する働きがあります。
卵巣によって分泌されたエストロゲンは、脳下垂体(※1)に作用し、副腎皮質刺激ホルモンや性腺刺激ホルモンなどの分泌を抑制します。その結果、副腎皮質や甲状腺由来の男性ホルモン(※2)の分泌が抑えられるのです。

(※1)脳下垂体は、様々なホルモンの働きをコントロールしています。
(※2)女性の場合、男性ホルモンは副腎皮質から分泌されることが多いです。

また、イソフラボンによってエストロゲンの働きが補われることで、もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロンの働きを抑制することができます。
月経周期によってプロゲステロンの分泌が増えるのは、正常に女性ホルモンが分泌されている証拠とも言えます。しかし、ストレスなどが原因でプロゲステロンが優位になり、皮脂の分泌が過剰になっている場合は、イソフラボンのエストロゲン様作用が手助けとなってくれます。

イソフラボンをサプリで摂るならエクオールがおすすめ

エストロゲン様作用を目的として、イソフラボンをサプリメントで摂るなら「エクオール」がおすすめです。

エクオールは、アグリコン型イソフラボンの一種であるダイゼインが、腸内細菌(エクオール産生菌)によって変換されたものです。
ダイゼインは、エクオールに変換されることで、エストロゲン様作用が強くなるのです。しかし、エクオール産生菌は、全ての人の体内に存在しているわけではありません。

ダイゼインのままでも、エストロゲン様作用に期待することができますが、エストロゲンの分泌が減少する更年期の女性には、エストロゲン様作用が高いエクオールがおすすめです。
また、確実にエクオールを得るなら、サプリメントから補うことが望ましいです。