イソフラボンを含む食品について(プエラリア)

イソフラボンはプエラリアにも含まれている

葛(クズ)と同属の植物であるプエラリアには、女性ホルモンと似た働き(エストロゲン様作用)をもつイソフラボンが含まれています。

このプエラリアの根には、イソフラボンよりもさらに強力なエストロゲン様作用をもつ、2つの成分も含まれているのです。
この強力な成分を含むプエラリアを摂取したことにより、不正出血などの副作用が起きた事例が多く報告されています。

2018年現在、プエラリアの一日の安全な摂取量は明らかにされていません。
そのため、プエラリアのサプリは安易に摂取せず、イソフラボンは大豆食品から摂取することをおすすめします。

プエラリアにはイソフラボンよりも作用が強力な成分が含まれている

プエラリアはイソフラボンの他に、エストロゲン様作用をもつ「デオキシミロエストロール」と「ミロエストロール」という成分も含んでいます。
この2つの成分には、イソフラボン類よりもなんと1000倍~10000倍も強いエストロゲン活性(※1)があることが報告されています。

プエラリアには、エストロゲン活性をもつ物質が17種類含まれていますが、その中でも特に、デオキシミロエストロールとミロエストロールが強力です。

(※1)エストロゲン活性とは、エストロゲン様作用をもたらす能力のことをいいます。

プエラリアの摂取によって副作用が起きる可能性がある

デオキシミロエストロールやミロエストロールのような、強すぎるエストロゲン活性物質を多く摂取してしまうと、腹痛や不正出血などの副作用が現れる可能性があります。

女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンという2種類がバランス良く分泌されることで、一定の生理周期が保たれます。
しかし、プエラリアを摂取して、エストロゲンが過剰な状態が続いてしまうと、プロゲステロンとのバランスが崩れます。その結果、生理不順や不正出血など様々な症状が起こりやすくなるのです。

実際に、このプエラリアの摂取による危害情報が、全国の消費生活センターに多く寄せられています。その危害件数は、2012年から2017年の5年間で急増したのです。

プエラリアを安易に摂取するのは控えよう

プエラリアを含むサプリなどの健康食品は安易に摂取せず、イソフラボンは大豆食品から摂取することが望ましいです。

プエラリアの成分の含有量は、栽培した地域や生育年数によって大きな差があるといわれています。また、プエラリアを含む製品によっても、デオキシミロエストロールやミロエストロールの量に大きなばらつきがあります。

2018年現在、プエラリアのヒトでの十分な安全データが存在していません。そのため、EUや韓国ではプエラリアの食品への使用や販売を禁止しています。

このように、プエラリアは安全性が明らかにされていないため、イソフラボンは豆腐などの大豆食品から摂取した方が安全です。
プエラリアを含むサプリを摂取して体調に異常を感じた場合は、すぐに摂取を止めて医師に相談しましょう。