骨粗しょう症の予防にイソフラボンを取り入れよう

イソフラボンには骨粗しょう症の予防・改善に嬉しい働きがある

大豆などに含まれているイソフラボンには、骨粗しょう症の予防や改善に役立つ2つの働きがあります。

一つは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)です。
エストロゲンは、女性の骨を丈夫にするためには欠かせないホルモンですが、加齢に伴って減少してしまいます。イソフラボンを摂取することで、そのエストロゲンと似た働きを補うことができるのです。

そして、もう一つの働きが、細胞を酸化させてさび付かせる「活性酸素」を除去する抗酸化作用です。この活性酸素は、増加すると骨に悪影響を与えます。

イソフラボンがもつこれらの働きが、女性の骨の健康を守り、骨粗しょう症の予防や改善を叶えるのです。

女性ホルモンのエストロゲンと似た働きが骨を守る

エストロゲンが減少すると骨量が低下する

卵巣から分泌されるエストロゲンには、古い骨が壊される「骨の吸収」を防ぎ、骨の形成をサポートする役割があります。

人の骨は、古い骨が壊され、新しい骨がつくられるという新陳代謝を繰り返して維持されます。この吸収と形成のバランスが保たれることで、骨量(※1)が一定になって骨が丈夫になるのです。
(※1)骨量とは、骨に含まれるカルシウムの量のことを指します。

加齢による卵巣の機能低下によって、エストロゲンがうまく分泌されなくなってしまうと、壊される骨の量が形成される骨の量を上回ってしまいます。
その結果、骨の密度は下がってスカスカになり、骨折しやすくなってしまうのです。

エストロゲンと似た働きが骨量を維持する

イソフラボンのエストロゲン様作用によって、骨の吸収を抑えることができれば、骨量を保って骨折しにくい丈夫な骨を維持できます。

実際に病院で行われた試験では、59歳の女性がアグリコン型イソフラボン(※2)を1日40mg、1年間摂取したところ、骨密度が増えたことがわかりました。
(※2)イソフラボンの一種であるアグリコン型は、体内での吸収が良い点が特徴です。

アグリコン型イソフラボンについて詳しくはこちら

また、大豆食品を扱う有名メーカーが行った研究では、更年期女性(平均55.6歳)がイソフラボンを含む「大豆芽茶」を1日1本、2週間飲んだところ、骨成分の流出が抑えられたことが確認されました。

強いエストロゲン様作用をもつ「エクオール(※3)」も、骨密度の低下を抑える働きに期待できます。
(※3)エクオールとは、イソフラボン(ダイゼイン)が腸内細菌によって変換されたものです。

エクオールについて詳しくはこちら

活性酸素からコラーゲンを守り骨の質を保つ

活性酸素は骨の土台をつくるコラーゲンをさび付かせる

骨粗しょう症を引き起こす原因の一つとして、体内で過剰に発生した活性酸素による影響が考えられます。

骨の強度を保つためには、骨密度と骨質の高さを維持することが大切です。この骨質とは、主にコラーゲンの質のことを指します。
実は、骨の体積の約半分はコラーゲンが占めています。そして、コラーゲンによってつくられた土台を、カルシウムといったミネラルが繋いでいるのです。

このコラーゲンが、ストレスなどで増加した活性酸素によって酸化させられると、劣化して硬くなったりもろくなったりします。その結果、骨質が低下して、骨折しやすくなってしまうのです。

抗酸化作用がコラーゲンの劣化を防ぐ

ポリフェノールの一種であるイソフラボンには、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があります。
このイソフラボンの抗酸化作用によって、ストレスなどの影響で増加した活性酸素を除去することができれば、コラーゲンの酸化を防ぐことができます。
そして、コラーゲンの質や量を維持することで、骨の強度の高さが保たれるのです。