メタボリックシンドロームの予防にイソフラボンを取り入れよう

イソフラボンにはメタボ予防に嬉しい様々な働きがある

女性のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防には、大豆などに含まれているイソフラボンがおすすめです。

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満(内臓脂肪の蓄積)をもつ人が、高血圧や高血糖、高脂血症のうち2つ以上の症状をもった状態のことをいいます。この状態を放置してしまうと、心臓病といった病気などに繋がってしまう恐れがあるのです。

更年期以降の女性の肥満の原因には、女性ホルモンのエストロゲンの減少が関係している場合があります。
イソフラボンには、このエストロゲンと似た働きや、高血圧や高血糖の原因にもなる「活性酸素」を抑える働きがあるのです。

女性のメタボを防ぐためには女性ホルモンの働きが大切

卵巣から分泌されるエストロゲンには、脂肪細胞(※2)を小さくする働きと、脂肪細胞の燃焼を促進する作用があることが研究によって明らかにされています。

(※2)脂肪細胞とは、多くの脂肪を含んでいる細胞のことをいいます。

しかし、更年期に入ると卵巣の機能は低下し、分泌されるエストロゲンの量は減ってしまいます。その結果、脂肪が燃焼されにくくなり、太りやすい体になってしまうのです。
また、女性ホルモンが減少すると、相対的に男性ホルモンの割合が増加し、内臓脂肪がつきやすくなってしまいます。

このように、女性がメタボを防ぐためには、エストロゲンの働きが必要です。

イソフラボンを摂取することで女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを補える

イソフラボンを摂取して、エストロゲンと似た働きを補うことができれば、脂肪の燃焼を促進して内臓脂肪の増加を抑えることが叶います。
実際に病院で行われた試験では、更年期周辺の肥満女性が、吸収が良いアグリコン型イソフラボンを8週間摂取したところ、内臓脂肪量の減量が確認されました。

アグリコン型イソフラボンについて詳しくはこちら

また、イソフラボンには様々な種類がありますが、特にエストロゲン様作用が強いのが「エクオール」です。このエクオールは、イソフラボンの一種のダイゼインが、腸内細菌によって変換されたものです。
しかし、腸内環境は人によって異なるため、全ての人がエクオールをつくれるわけではありません。

エクオールについて詳しくはこちら

イソフラボンの抗酸化作用が高血圧や高血糖を抑える

活性酸素は高血圧や高血糖の原因になる

人の体内は、ストレスや喫煙などの影響を受けると、活性酸素が過剰に発生します。この活性酸素は酸化力が非常に強いため、増加すると健康な細胞やコレステロールを酸化させてしまいます。

血液中の悪玉コレステロールが酸化されると、「過酸化脂質」になります。
この過酸化脂質が血管壁に付着し、その上にさらに過酸化脂質やコレステロールが積み重なってしまうと、血管の内側が狭くなります。その結果、血液が流れにくくなって、血圧の上昇にも繋がってしまう恐れがあります。

また、血糖値を安定させるために必要な、インスリンを分泌する膵臓が酸化されてしまうと、インスリンがうまく分泌されなくなり、高血糖の原因にもなってしまいます。

イソフラボンの抗酸化作用でコレステロールや細胞の酸化を防ぐ

ポリフェノールの一つであるイソフラボンには、活性酸素の増加を抑える「抗酸化作用」があります。その抗酸化力は強いため、摂取することで活性酸素による影響から、細胞の機能を守ることができます。

イソフラボンの抗酸化作用によって、活性酸素の影響を減らすことができれば、過酸化脂質の発生や、膵臓の機能低下を抑えられます。
そして、高血圧や高血糖を防ぐことができれば、メタボリックシンドロームの予防が実現されるのです。