イソフラボンの飲み合わせについて(ホルモン剤)

イソフラボンサプリをホルモン剤と飲み合わせるのは控えよう

イソフラボンのサプリとエストロゲンを含むホルモン剤を併用すると、ホルモンバランスの乱れに繋がる可能性があります。
そのため、HRT(女性ホルモン補充療法)でホルモン剤を使用している方は、イソフラボンのサプリの摂取を控えましょう。

イソフラボンのサプリとホルモン剤は、どちらも更年期症状(※1)の緩和や予防に役立ちます。しかし、このような女性ホルモンに関係する薬やサプリを飲み合わせてしまうと、かえってホルモンバランスが崩れやすくなってしまうのです。

(※1)更年期症状とは、閉経をはさむ頃(45歳から55歳頃)に女性ホルモンが減少することで起こる不快な症状を指します。

なぜイソフラボンサプリはホルモン剤と飲み合わせない方が良いのか

ホルモン剤(女性向け)には様々なエストロゲンが含まれている

HRTでは、エストロゲンとプロゲステロンのホルモン剤を使用します。エストロゲンには、「エストロン」「エストラジオール」「エストリオール」の3種類があります。

エストロン

更年期に入って生理が止まるまでは、エストロンは卵巣で「エストラジオール」に変換されて女性ホルモンとしての役割を果たします。

閉経後は、エストラジオールに変換される量が減り、エストロンの割合が多くなります。しかし、エストロンの量が増え過ぎてしまうと、乳がんや子宮がんが起こるリスクが高くなるといわれています。

エストラジオール

エストラジオールは、3種類のエストロゲンの中で一番働きが強い点が特徴です。
更年期に入るまでの性成熟期では、卵巣からエストラジオールが一番多く分泌されます。しかし、エストラジオールが多過ぎてしまうと、乳ガンを進行させる可能性があるといわれています。

エストリオール

エストリオールは、エストロゲンの中で最も作用が穏やかで、エストロンやエストラジオールが肝臓などで変換されることでつくられます。
このエストリオールには、子宮がんや乳がんなどを抑える働きがあるといわれています。

エストロゲンが過剰な状態になるとホルモンバランスが乱れやすくなる

イソフラボンには、エストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)があるため、ホルモン剤と飲み合わせると、エストロゲンが過剰な状態になります。

更年期症状を抑えるためには、ホルモンバランスを良好に保つ必要があります。
しかし、イソフラボンサプリとエストロゲンを含むホルモン剤を毎日併用して、エストロゲンが常に過剰な状態になってしまうと、もう一つの女性ホルモン(プロゲステロン)とのバランスが崩れやすくなります。

ホルモンバランスの崩れは自律神経の乱れを起こし、頭痛などの更年期症状が起こりやすくなってしまうのです。
ですから、エストロゲンを含むホルモン剤を服用しているときは、イソフラボンサプリを摂ることは控えましょう。