イソフラボンの副作用について(下痢・便秘)

イソフラボンを摂り過ぎると下痢や便秘が起こる恐れがある

イソフラボンをサプリメントなどから過剰に摂取すると、ホルモンバランス(※1)が乱れて下痢や便秘が起こる可能性があります。

(※1)女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。

イソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)があるため、適度に摂取することでホルモンバランスの維持に役立ちます。
しかし、イソフラボンを過剰摂取することでエストロゲン様作用が強く働いてしまうと、かえってプロゲステロンとのバランスが崩れてしまうのです。
それにより、自律神経の乱れやPMSが起こり、下痢や便秘に繋がってしまいます。

このようなエストロゲンの過剰による下痢や便秘を防ぐためには、イソフラボンを摂取する量に注意する必要があります。サプリからイソフラボンを摂取する場合は、必ず製品ごとに決められた摂取量や回数を守って、正しく摂取しましょう。

なぜイソフラボンの過剰摂取が下痢や便秘に繋がるのか

自律神経のバランスが乱れて腸の働きに悪影響を与える

イソフラボンを摂り過ぎてエストロゲン様作用が過剰になると、自律神経のバランス(※2)が乱れて腸の働きが不調になり、下痢や便秘が起こりやすくなります。

(※2)自律神経には、活動しているときに働く「交感神経」と、リラックスしているときに働く「副交感神経」の2種類があります。

女性ホルモンと自律神経のコントロールをしているのは、脳の視床下部です。
そのため、エストロゲン様作用が過剰になってホルモンバランスが乱れると、自律神経にも悪影響を与えて、自律神経のバランスの乱れも引き起こしてしまう可能性があるのです。

また、腸の動きをコントロールしているのは自律神経です。ですから、自律神経が乱れると、腸の働きにも不調が現れ、下痢や便秘が起こりやすくなってしまいます。

ホルモンバランスの乱れでPMS(月経前症候群)が起こる

イソフラボンの摂り過ぎによってエストロゲン様作用が過剰になると、ホルモンバランスが乱れてPMSが起こる恐れがあります。このPMSになると、下痢や便秘などが起こる可能性が高まります。

PMSの原因は、はっきりとわかっていませんが、エストロゲンとプロゲステロンの急激な変動によるバランスの崩れが影響するとも考えられています。
ですから、下痢や便秘を招くPMSを防ぐためには、エストロゲンとプロゲステロンのバランスの乱れを防ぐことが大切です。

イソフラボンは摂り過ぎないように注意しよう

イソフラボンを摂取するときは、下痢や便秘などを起こさないためにも、過剰摂取にならないように注意しましょう。

大豆イソフラボンの一日の摂取目安量は、約70~75mgです。そのうち、サプリや特定保健用食品からイソフラボンを摂取して良い量は、30mgまでと定められています。
しかし、大豆食品から摂取する場合の上限は、定められていません。ですから、大豆食品から摂取する場合は、摂取目安量内であれば上限を気にする必要はありません。

イソフラボンをサプリから摂取する場合は、必ず製品ごとに決められた摂取目安量を守り、それ以上は摂取しないように気をつけましょう。