イソフラボンの働きはコレステロールの抑制に役立つ

イソフラボンがもつ2つの働きがコレステロールを抑える

イソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)と、細胞を酸化させる活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)があります。
この2つの働きが果たされることで、体に悪影響を与えるコレステロールを抑え、健康を維持することが叶うのです。

また、体内のエストロゲンが減少する更年期の女性は、コレステロールの上昇を抑えるために、積極的にイソフラボンを摂取することをおすすめします。

エストロゲン様作用が悪玉コレステロール値の上昇を抑制する

エストロゲンが減少すると悪玉コレステロールは上昇する

卵巣から分泌されるエストロゲンは、体内で悪玉(LDL)コレステロールが過不足なく働くようにサポートしています。

エストロゲンが、肝臓で悪玉コレステロールの代謝を促進することで、悪玉コレステロールが低下します。ですから、加齢によって卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌量が減少すると、肝臓は悪玉コレステロールをどんどんつくり出してしまうのです。
その結果、悪玉コレステロール値は急上昇してしまいます。

悪玉コレステロールが増えると、動脈硬化を引き起こすリスクが高くなる恐れがあります。

エストロゲン様作用が悪玉コレステロールの代謝を促進する

イソフラボンを摂取して、エストロゲンと似た働きを補うことができれば、悪玉コレステロールの代謝を促進して上昇を抑えられます。

実際に行われた試験では、イソフラボンを摂取したことにより、コレステロールが下がったことが確認されています。
また、イソフラボンを多く摂取している地域は、心筋梗塞の死亡率が低いという結果が報告されています。これは、イソフラボンの血清コレステロール・中性脂肪の低下作用が、心臓死のリスクを下げていると考えられています。

エクオールの摂取による悪玉コレステロールの減少

イソフラボンの中でも、特にエストロゲン様作用に期待できるのが「エクオール」です。
このエクオールは、大豆イソフラボンの一つ「ダイゼイン」が、腸内細菌によって変換されることで産生されます。
詳しくはこちら:エクオールとは
実際に行われた試験では、エクオールを12週間摂取した人は、悪玉コレステロールが減少したことがわかりました。

このエクオールをつくる腸内細菌は、全ての人の腸内に存在しているわけではありません。ですから、エクオールの力を確実に得るためには、エクオールのサプリメントを取り入れましょう。

イソフラボンの抗酸化作用が酸化LDLを抑制する

活性酸素は悪玉コレステロールを酸化させる

人の体は、紫外線や喫煙、ストレスなどの影響を受けると、活性酸素が多量に発生します。この活性酸素は、呼吸によって酸素を吸うだけでも発生し、細菌などを退治してくれます。しかし、酸化力が強いため、増加してしまうと細菌だけでなく、健康な細胞まで酸化させてしまうのです。

血液中の悪玉コレステロールが、活性酸素によって酸化させられると、「酸化LDL」になります。この酸化LDLが増えると、血管壁を傷つけたり、動脈硬化を引き起こしたりする原因に繋がります。

抗酸化作用が悪玉コレステロールの酸化を防ぐ

ポリフェノールの一種であるイソフラボンには、強い抗酸化作用があります。この抗酸化作用によって、活性酸素の増加が抑えられれば、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことができます。

そして、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことで、体に悪影響を与える酸化LDLの発生が抑えられるのです。