イソフラボンはプエラリアのサプリと飲み合わせても良いのか?

イソフラボンはプエラリアのサプリと飲み合わせない方が良い

イソフラボンとプエラリアのサプリを一緒に飲んでしまうと、ホルモンバランスの乱れなどが起こる可能性があるので、安易に飲み合わせるのは控えましょう。

プエラリア・ミリフィカには、イソフラボン類をはじめ、女性ホルモンのエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)をもつ物質が多く含まれています。
そのため、このプエラリアとイソフラボンを飲み合わせてしまうと、もう一つの女性ホルモン(プロゲステロン)とのバランスが乱れる可能性があるのです。

また、プエラリアにもイソフラボンが含まれているため、これらの成分を飲み合わせるとイソフラボンの過剰摂取となる場合もあります。

プエラリアのサプリの摂取により、生理不順などが起きた事例が複数報告されています。ですから、プエラリアそのものを安易に摂取するのは控えましょう。

なぜイソフラボンはプエラリアと飲み合わせない方が良いのか

プエラリアにはエストロゲン様作用が強い物質が含まれている

プエラリアには、強力なエストロゲン様作用をもつ「ミロエストロール」と「デオキシミロエストロール」が含まれています。

このミロエストロールとデオキシミロエストロールがもつエストロゲン様作用は、イソフラボン類と比べると1000倍~10000倍も強いのです。
プエラリアはこの2つの物質の他に、ダイゼインやゲニステインなど10種類のイソフラボン類や、クメステロールなど多くのエストロゲン活性物質を含んでいます。

一緒に摂ることでホルモンバランスが乱れる可能性がある

イソフラボンとプエラリアのサプリを飲み合わせてしまうと、エストロゲンと似た働きが過剰な状態になり、もう一つの女性ホルモン(プロゲステロン)とのバランスが崩れてしまう可能性があります。

一定の生理周期を保つには正常なホルモンバランスの維持が大切

規則正しい生理周期(※1)を保つためには、エストロゲンとプロゲステロンのホルモンバランスが大切です。

エストロゲンは排卵前に多く分泌されて、子宮内膜(※2)を厚くする役割を果たします。排卵が起こった後は、エストロゲンの分泌量が減少し、今度はプロゲステロンが多く分泌されます。
そしてプロゲステロンは、子宮内膜やその周辺の血液量を上げることで、子宮内膜に十分な栄養を与えて子宮環境を整えてくれるのです。その後、妊娠が成立しなかったらホルモンの分泌量が減少し、生理が起こります。

このように、生理が規則的に起こるためには、エストロゲンとプロゲステロンがバランス良く交互に働く必要があります。

(※1)前回の生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間を指します。生理周期は一般的に28日~35日程度です。

(※2)子宮の内側の壁を覆っている粘膜のことをいいます。

ホルモンバランスが乱れると生理不順や生理痛が起こりやすくなる

イソフラボンとプエラリアの飲み合わせにより、エストロゲンが常に過剰な状態になると、プロゲステロンとのバランスが崩れて生理不順に繋がる可能性があります。そのため、イソフラボンとプエラリアを一緒に摂ることは控えましょう。

また、エストロゲンと似た働きが過剰になると、子宮内膜が厚くなりすぎて生理痛が起こりやすくなる場合もあるのです。
さらに、ホルモンバランスが乱れることで自律神経の乱れにも繋がりやすくなります。自律神経が乱れると、頭痛などの不快な症状が起こる可能性があります。

イソフラボンの過剰摂取となる場合がある

イソフラボンのサプリをプエラリアのサプリと一緒に摂ってしまうと、イソフラボンの過剰摂取となってしまう場合があります。

イソフラボンをサプリなどから上乗せして摂取する場合、一日の上限は30mgまでと定められています。そのため、イソフラボンをサプリで摂る場合は、この量を超えないように製品に決められた摂取量や回数を守る必要があります。

プエラリアにもイソフラボンが含まれているため、イソフラボンのサプリと飲み合わせてしまうと、一日の摂取上限である30mgを超えやすくなるのです。

プエラリアのサプリを安易に摂取するのは辞めよう

プエラリアには、イソフラボンよりも強力なエストロゲン活性物質が含まれています。そのため、プエラリアのサプリを摂ると人によっては副作用が起きる可能性があるため、安易に摂取するのは控えましょう。

全国の消費生活センターなどには、プエラリアの摂取による危害情報(生理不順や不正出血、腹痛など)が寄せられています。危害件数は、2012年度から2017年4月までの5年間で急増したとも報告されています。

エストロゲンと似た働きを得るためにサプリを摂るなら、プエラリアよりもエストロゲン様作用が穏やかなイソフラボンを選ぶようにしましょう。
また、プエラリアを摂取して副作用が現れた場合は、すぐに摂取を中止して医師に相談をしてください。