子宮内膜症の方はイソフラボンの摂取量に注意しよう

子宮内膜症の方がイソフラボンを過剰に摂ると症状が悪化する恐れがある

子宮内膜症の方は、大豆などに含まれているイソフラボンを摂取し過ぎてしまうと、症状が悪化して生理痛や不妊症の原因に繋がってしまう恐れがあります。
そのため、子宮内膜症の方がイソフラボンを含む食品を摂取するときは、量に十分に注意することが大切です。

イソフラボンには、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)があります。
子宮内膜症は、ホルモンの影響を大きく受ける病気ですので、このエストロゲン様作用があるイソフラボンを多く摂取してしまうと、症状に影響を与えてしまう可能性があるのです。

大豆食品によっては、イソフラボンが多く含まれています。ですから、大豆食品を食事に取り入れるときは、多すぎないように気をつけましょう。また、子宮内膜症の方は、イソフラボンをサプリや特定保健用食品から摂取するのは控えることをおすすめします。

なぜイソフラボンを摂り過ぎると症状が悪化するのか

子宮内膜症の組織は、エストロゲンの影響を受けると増殖してしまうため、エストロゲン様作用があるイソフラボンを過剰摂取すると、症状の悪化に繋がる可能性があります。

子宮内膜(子宮の内側を覆う粘膜)そのものも、エストロゲンの影響を受けると発育して増殖しますが、子宮内膜症の組織もこのエストロゲンの影響を大きく受けてしまいます。

子宮内膜症は、エストロゲンの分泌が盛んな時期(20代~40代)に発症しやすい病気です。その時期にイソフラボンを慢性的に多く摂りすぎてしまうと、エストロゲン様作用が過剰な状態になってしまう場合があります。その結果、症状悪化のリスクが高くなってしまいます。

子宮内膜症の方が大豆食品を食べるときは量に注意しよう

大豆食品に含まれているイソフラボンの量

大豆食品によっては、イソフラボンが多く含まれています。ですから、子宮内膜症の方が大豆食品を食べるときは、イソフラボンうっかり摂り過ぎてしまうことがないように、十分に注意しましょう。

一般的な大豆食品に含まれているイソフラボンの量は以下の通りです。

大豆食品 大豆イソフラボン含有量
納豆1パック(約40~50g) 約29.4~36.8mg
豆乳(約200ml) 約52.1mg
豆腐1丁(約300~400g) 約60.9~81.2mg
味噌大さじ1杯(約18g) 約8.9mg

大豆イソフラボンの一日の摂取目安量は、約70~75mgですので、納豆を一日3食食べただけで摂取目安量をオーバーしてしまいます。
大豆食品を取り入れる際は、摂取目安量を超えてしまわないように十分に注意して、栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。

子宮内膜症の方はイソフラボンのサプリを摂取するのは控えよう

子宮内膜症の方は、イソフラボンをサプリなどから追加で摂取するのは控えることが望ましいです。

イソフラボンのサプリは、更年期などエストロゲンの分泌が減少しているときに適度に摂取するのは良いです。
しかし、子宮内膜症を発症しやすい20代~40代の方の場合は、エストロゲンの分泌が盛んな時期ですので、イソフラボンのサプリなどで上乗せして摂取してしまうと、悪影響になる恐れがあります。
そのため、子宮内膜症の方は、イソフラボンのサプリの摂取は控えましょう。