イソフラボンはアトピーの症状悪化の抑制に役立つのか

イソフラボンの2つの働きが肌を守る

大豆などに含まれているイソフラボンは、アトピー性皮膚炎の悪化予防に役立つ2つの働きがあります。

一つは、女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)です。アトピーの症状悪化には、このエストロゲンの減少が関係している場合があるともいわれています。
更年期(※1)に入ると、このエストロゲンは減少していってしまうため、アトピーをもつ更年期以降の方は、イソフラボンを積極的に取り入れることをおすすめします。

(※1)更年期は、閉経をはさむ前後10年(45~55歳ころ)の期間を指します。

また、ストレスなどの影響で体内に増加する「活性酸素」も、アトピーの症状を悪化させる恐れがあります。イソフラボンには、この活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)もあります。

エストロゲン様作用が肌の潤いを維持する

エストロゲンの減少はアトピーの症状悪化に繋がる恐れがある

卵巣から分泌されるエストロゲンには、肌の水分を保つ力(保水力)を維持し、皮膚の厚みを保つ働きがあります。
一方、もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロンには、皮脂の分泌を促進する働きがあります。

エストロゲンの分泌量は、更年期に入ると卵巣の機能低下に伴って減少してしまいます。保水力を維持する役割があるエストロゲンが減少してしまうと、肌が乾燥しやすくなったり肌荒れが起きやすくなってしまうのです。

アトピーの方の肌が、乾燥したり肌荒れが起きたりしてしまうと、アトピーの症状が悪化してしまう恐れがあります。

エストロゲンと似た働きが肌の乾燥を抑える

イソフラボンを摂取することで、加齢によって減少してしまったエストロゲンと似た働きを補うことができます。

摂取したイソフラボンのエストロゲン様作用によって、肌の保水力を高めることができれば、肌の乾燥や肌荒れを抑えることができます。
そして、乾燥や肌荒れを抑えることで、アトピーの症状悪化を防ぐことが叶うのです。

このようなエストロゲン様作用を得るためにイソフラボンを摂取するなら、「エクオール」がおすすめです。エクオールは、イソフラボン(ダイゼイン)が腸内細菌によって変換された状態のもので、高いエストロゲン様作用をもっています。

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イソフラボンがアトピーを悪化させる物質を除去する

酸化力が強い酸素がアトピーを悪化させる物質をつくる

アトピーの症状を悪化させる原因の一つとして、活性酸素による影響が考えられます。
活性酸素は、酸素を吸うことで自然と体内に発生し、体内に入り込んだウイルスなどを退治する役割を果たします。しかし、紫外線やストレスなどの影響を受けると増えすぎてしまい、問題がない細胞や脂質まで酸化させてしまうのです。

活性酸素によって脂質が酸化されると、「過酸化脂質」になります。この過酸化脂質は、皮膚の角質層(※2)を破壊します。
(※2)角質層は、皮膚の最も外側にある表皮の上層にあります。

その結果、皮膚が本来もっている保湿機能まで破壊されてしまい、肌が乾燥します。それにより、アトピーの症状が悪化してしまう恐れがあるのです。

イソフラボンが酸化力が強い酸素の影響を抑える

イソフラボンは、活性酸素を除去する抗酸化作用が強いため、摂取することで増加した活性酸素を減らすことに期待できます。
このイソフラボンの抗酸化作用によって、体内に増加した活性酸素を減らすことができれば、過酸化脂質の発生を抑えることができます。

そして、過酸化脂質の発生を抑えることができれば、皮膚の保湿機能を維持して、肌の乾燥を抑えられます。