イソフラボンの抗酸化作用について

大豆などに含まれているイソフラボンには、女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似た働きと、抗酸化作用があります。この抗酸化作用も、理想的な健康と美容を叶えるためには必要な働きです。

抗酸化作用とは

活性酸素を除去する働きのこと

まず、抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのことをいいます。
この活性酸素は、人が呼吸をすることによって自然と発生し、体内に入り込んだウイルスなどを退治する役割を果たします。

しかし、人が紫外線を浴びたり強いストレスを感じたりすると、活性酸素は増加し、健康な細胞も酸化させてしまうのです。
活性酸素がもつ酸化力は強力ですので、健康な細胞が活性酸素によって酸化させられてしまうと、細胞がもつ機能が低下してしまいます。

過剰な活性酸素が体に与える影響

活性酸素は、肌のハリを保つコラーゲンや、潤いを保つヒアルロン酸などをつくる「線維芽細胞」にもダメージを与えます。これらが活性酸素によって傷つけられてしまうと、肌のハリや潤いを保つことが難しくなり、シワや乾燥などの原因に繋がります。

また、血液中の悪玉コレステロールが酸化させられてしまうと、血液がドロドロの状態になってしまい、血流が悪化する恐れもあります。

このように、過剰に発生した活性酸素は、健康と美容の両方に悪影響を与えてしまうのです。

イソフラボンは抽出方法によって抗酸化作用の強さが異なる

イソフラボンを抽出する方法は3つある

実は、イソフラボンを大豆から抽出する方法は、以下の3つがあります。

(1)大豆の胚芽部分から抽出する方法
(2)発酵した丸大豆(※1)から抽出する方法
(3) 発酵した大豆の胚芽部分から抽出する方法
(※1)丸大豆とは、品種の名前ではなく、丸い状態のままの大豆のことを指します。

抗酸化作用が強いイソフラボンを抽出できる方法とは

3つの抽出方法の中で、一番抗酸化作用が強いイソフラボンが採れるのは、発酵した大豆の胚芽部分から抽出する方法です。
他の2つの方法で抽出されるイソフラボンにも抗酸化作用はありますが、力は弱いです。

発酵した大豆の胚芽部分から抽出されるイソフラボンは、抗酸化作用が高いだけでなく、吸収率が良いという特徴があります。また、エストロゲン様作用の働きが穏やかで、体に優しい「ダイゼイン(※2)」が多く含まれている点も、嬉しいポイントです。

(※2)多くの大豆食品に含まれているイソフラボンは、糖が結合しています。この糖が腸内細菌などによって取り外された状態を「アグリコン型」といいます。ダイゼインは、アグリコン型の一種です。

抗酸化作用によって何に期待できるか

イソフラボンがもつ抗酸化作用によって、体内で増加した活性酸素を減らすことができれば、肌のコラーゲンやヒアルロン酸などをつくる線維芽細胞の機能を守ることができます。
また、血液中の悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、良い血流を維持することが叶うのです。

このように、体内で過剰に発生した活性酸素による影響が抑えられれば、肌老化を抑え健康的で元気な体を保つことができます。