イソフラボンの別名について

イソフラボンは「植物エストロゲン」

大豆イソフラボンは、ポリフェノールの一種で、植物が酸化から身を守るために蓄えられています。
この大豆イソフラボンと女性ホルモンのひとつである「エストロゲン(※1)」は、化学構造式の形がとてもよく似ています。そして、体内に取り入れられた大豆イソフラボンは、エストロゲンとよく似た働きを果たすのです。

(※1)エストロゲンは、肌や髪の潤いを維持したり、女性らしい体をつくったりする働きがあります。また、自律神経や脳にも働きかけます。

このようなことから、大豆イソフラボンは別名「植物エストロゲン」と呼ばれているのです。

エストロゲンと似ているのは「アグリコン型」

イソフラボンには、「配糖体(グリコシド)」と「アグリコン型」の2つの種類があります。

配糖体は、イソフラボンが糖と結合した形の状態のものです。自然の中の大豆に含まれるイソフラボンは、この配糖体として存在しています、
この配糖体のイソフラボンは、周りに糖が結合しているため、胃では吸収されにくいです。しかし、体内に取り入れると、腸内細菌によって「アグリコン型」に変換されることで、吸収されやすくなります。

この2種類のイソフラボンのうち、エストロゲンとよく似ている構造をしているのは、アグリコン型イソフラボンです。

イソフラボンがエストロゲン様作用を発揮するメカニズム

エストロゲンは、細胞核内にある「レセプター」と呼ばれる受け皿にはまることで、エストロゲンとしての働きを発揮することができます。

イソフラボンは、エストロゲンと形がよく似ているため、このレセプターにうまくはまることができます。
イソフラボンがレセプターにはまると、レセプターはそれをエストロゲンと勘違いします。その結果、イソフラボンは体内でエストロゲンと似た働きをするのです。

しかし、イソフラボンは、エストロゲンと比べて働きが穏やかです。そのため、体内にエストロゲンが足りているときは、イソフラボンがエストロゲンの働きを助長することはないといわれています。
反対にエストロゲンが不足している状態の場合は、レセプターが余るため、イソフラボンは余ったレセプターにはまり、エストロゲン様作用を穏やかに発揮するのです。